COLLABORATION
マスクをしても耳が痛くならない SARU cap
2022/09/08
「TOKYO TRIBE」や「隣人13号」などで著名な、漫画家の井上三太先生が手掛けるブランド「SANTASTIC!」とのスペシャルコラボキャップです。
きっかけは偶然のことだった。
渋谷で行われていた中央帽子2022SS展示会に、WARUキャップにSANTASTIC!の服を身にまといサングラスをかけた男性が突然入ってきた。
最初は誰か分からず、その風貌とどこか異彩を放っていたオーラから、容易に声をかけることを憚られたが、TOKYO TRIBEのファンだったスタッフが井上三太先生だと気付き、我々はざわめく。
「LAに移住し日本にいるはずは… というかつながりも全く無い井上三太先生がなぜこの会場に?」
我々の動揺など気にも留めない様子で、展示している帽子を興味深そうに見て回っている。
後から聞いた話だが、近くのセレクトショップでのイベント終わりだった先生を、付き合いのあるカットソー会社の担当の方が展示会に呼んでいたのだ。
STETSON、NAUTICA、LACOSTEなど展示している帽子をご覧頂く中で、STETSONの新作のパナマハットを気に入られ、THE FACTORY MADE のデザイナーと兼任している寺内が接客した。
(そのハットは、今でも三太先生のお気に入りの一つになっている)
そこで意気投合し、どういうワケかコラボレーションの話がトントン拍子に進んだ。
9月に行われた展示会も終わり、LAに帰国した先生との商談はWEBで行われた。
両ブランドのネームが付いた帽子を作っても面白く無い、どのような帽子を作れば先生とのコラボの意味があるのか。
モノづくりの前に、コラボレーションの意義を話し込んだ。
21年の秋頃といえば、コロナは落ち着いてはいたが今後どうなるかまだ予断を許さない状況。
LAでもマスクが日常的になっていたが、日本とは違いマスクを付ける習慣が無く何とか快適に過ごしたい。
そんな要望が先生から出た。
そこからは、お互いアイディアを出し合いながらサンプルを作りあげ、先生もご納得頂ける帽子が出来上がった。
コラボオリジナルの、バットサルをプリントした釦を両サイドに配置。
ここにマスクのヒモを引掛けることが出来る。
マネキンなので耳が無くイメージしにくいかもしれないが、ヒモが耳にかからずストレスフリー。
フロントにはSANTASTIC!のピスネーム。
バックにはTHE FACTORY MADE のブランドロゴの刺繍と、高級感のあるレザーベルトで。
ソフトなショートブリムでユニセックス仕様なキャップは、コロナ禍でもオシャレかつ快適にマスクを付けて過ごせる優れもの。
もちろんマスクをかけずに、釦をデザインとして被るのも面白い。
そして、商品名は「マスクをしても耳が痛くならないSARU cap」
井上三太先生が直観的に命名した。
凝ったネーミングを付けがちなところ、そのまんまのネーミングが逆に良い。
井上三太先生のファンの方はもちろん、そうでない方にもおすすめの今回のコラボキャップ。
クセも少なくさらっと被れるこのアイテムは如何でしょうか?
THE FACTORY MADE(ザファクトリーメイド)
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PROFILE
井上三太(SANTA INOUE)
フランス・パリで生まれ、その後、東京を経て現在L.A.在住。
1989年に『まぁだぁ』でヤングサンデー新人賞を受賞し漫画家デビュー。
1993年に出版された描き下ろし単行本『TOKYO TRIBE』は、未だに出版社を変えて発売され続けるロングセラー。
その続編となる『TOKYO TRIBE2』はファッション誌『Boon』で連載され、世界各国でも翻訳出版されるほどの大ヒットに。
2006年にはアニメ化され「WOWOW」にて放送。
2014年夏には園子温監督によって『TOKYO TRIBE2』の実写映画が公開され、俳優 鈴木亮平とラッパー YOUNG DAISのダブル主演で話題を呼んだ。
また『隣人13号』は2005年に小栗旬、中村獅童のダブル主演で実写映画化され劇場公開、DVD化された。
『井上三太画集SARU』『三太のLA ライフ』(2巻電子発売中)
ヤングチャンピオン【Santastic! US】 連載中
最新作「惨家(ザンゲ)」は、1巻2022年5/19発売、2巻2022年7/20に発売。